SEに転職したいけど年齢制限があるので難しいと考えている人は多いでしょう。
確かにSEに限ったことではなく、若い人材のほうが有利なのが転職の常識です。
しかしミドル世代で転職を成功させている人は大勢いるので、決して諦める必要はないのです。
ここではSE業界における年齢制限、企業とのマッチングの重要性、研修制度のある職場がおすすめの理由などについて紹介していきます。
最終的に本人のやる気が認められれば、年齢のハンデを乗り越えられることが多いです。

どのような業界でもやる気が大事

求人応募でネックとなるのは、案件に年齢制限があることだと答える人は多いです。
そもそも企業が年齢制限を設定する理由は、若い人材を募集したいからです。
日本は現在でも新卒を優遇する傾向がありますので、若いほど有利なのは間違いありません。
ただ若さに加えて経験や実績も重要になりますので、ミドル世代だからと諦める必要はないです。
40代以降でSEに転職している人は、専門スクールを卒業している、人並以上のやる気がある、などの条件に該当するケースが目立ちます。

年齢制限の問題をクリアするには、SE転職の専門サイトを利用するのがおすすめです。
転職成功の秘訣となるのは、膨大な案件から精査していくことです。
たくさんの案件が紹介されている求人サイトは、条件指定をシビアに設定しても見つかるケースが少なくありません。
非公開求人は全般的に待遇がよく、ここから見つけている人もいます。
ほかにも毎日新着を確認するなど、案件情報に敏感になっておくことが大切です。
インターネットを活用した転職活動は、時間を問わずにできるのがメリットです。

SE業界は仕事が豊富にあるので転職で有利

SE業界の需要は高い状態を維持しているので、転職しやすい業界だと考えてよいでしょう。
未経験でも採用している会社はありますし、年齢制限を設けていない会社もあります。
もちろん年齢が若いほうが有利なのは確かですが、40代や50代でSEに転職する人は実際にいます。
つまり売り手市場の状況にありますので、中年世代の人でも十分にチャンスがあるわけです。
ただブラックな企業もあるのが現実ですから、ここはよく見極める必要があります。

明らかに高待遇の条件を提示しているのに、人の出入りが激しいという会社はどうでしょうか。
冷静に考えてみると怪しいと思ってしまう人が多いはずです。
高収入を提示しているけど仕事が激務で、かつ人間関係が悪いという職場は実際にあります。
忙しい職場だと周りの人たちにも余裕がなく、ギスギスした雰囲気になりやすいです。
仕事量に対して明らかに人が少ない職場は、激務になると考えてよいでしょう。
SEの仕事は豊富にありますが、中にはブラックの会社があります。
転職する前に職場の内部事情を調べておくのは大切なことです。

条件にマッチングすれば採用される

年齢制限を設定している会社であっても、やる気が高いと判断されると採用になるケースがあります。
年齢制限は絶対基準ではなく、参考基準として設定している会社は少なくありません。
つまり企業が求める条件とマッチングした人材だと判断されれば、採用してもらえる可能性があります。
企業によって求める人物像が異なっているので、マッチングする案件は異なってきます。
自分にとってベストな会社であっても、相手の会社が同じように考えているとは限りません。

マッチング率を高めるためには、SE転職の求人サイトを利用するのがおすすめです。
年齢制限をしていない会社もあり、こうした会社はやる気や実力で判断してくれます。
実際にSE転職で成功した人に秘訣を聞いてみると、やる気を見せることが重要だと話しています。
あとはすべての職場に共通しますが、コミュニケーション能力が高い人は採用されやすいです。
人と会話をするのが苦手、極度の人見知りをしてしまう、などに該当する人は注意してください。
転職活動ではいかにマッチングした企業を絞っていくかがポイントになります。

研修制度が充実した会社を選ぶ

40代~50代などのミドル世代でSEに転職するのはて簡単ではありませんが、ちょっとしたコツを覚えておけば採用率を高めることができます。
例えば研修制度が完備されている会社は、幅広い年齢層の人材を募集していることが多いです。
確かに若さは転職活動において大きな武器になりますが、若さだけですべてが決まることはありません。
自分は若くないと悲観的に考えている人は少なくありませんが、それ以外を武器にすればよいのです。

SE業界は即戦力を希望するケースが多いですが、基本から教えてくれる会社もあります。
研修制度の充実した職場なら、初心者や未経験者の人も働きやすいでしょう。
本格的にSEになる決意があるなら、スクールに行くのもおすすめです。
基本的な知識と技術を身につけておくだけでも、転職でグンと有利になります。
将来的にSEになりたいと考えている人は、なるべく30代までに行動しましょう。
40代になると不利になってきますので、できれば30代半ばくらいまでに決めるのがおすすめです。
ただミドル世代を対象にした求人サイトもありますので、40代や50代でも諦める必要はありません。